成長と変化を求める人の末路
私たちの周りには、様々な情報が溢れています。
書籍やセミナーを通じて得た情報を大事にしている方も多いのではないでしょうか？
しかし、その情報を得ても、活かしきれずにいる人や、何年も同じ状況で変化がない人が大勢いるのもまた、事実です。
そのような人たちのことは、「ノウハウコレクター」と呼ばれいます。
ノウハウコレクターとは？
ノウハウコレクターとは、情報を得ることに満足している人のことを言います。そして、知りえた情報をまとめることにも満足しています。
しかし、実際に行動に移さないため、何年も同じ状態が続いています。
この記事では、その原因と、ノウハウコレクターから脱却するための一歩について考えてみましょう。
なぜノウハウコレクターになってしまうのか？
ノウハウコレクターになってしまう理由に一つに、不安を回避するということがあげられます。情報を得ることで不安を和らげようとしていますが、実際には得た情報を自分の行動に落とし込むまでつながっていません。
これは自分がノウハウを得ることが行動だと勘違いしている可能性があります。
もう一つの理由は、自己理解が浅いことです。
自分が「何が好き」なのか、「何が得意」なのかを知らないままに、周りの情報に飛びついてしまっていることがあります。この場合は、情報に振り回されてしまって、結局、自分が何を目的として情報を得たのか、自分は本当は何をしたかったのか、軸がブレてしまいます。
自分自身のあらゆる決定権はにぎっておく必要があります。答えは自分自身の中にあることを忘れてはいけませんね。
さらに、ノウハウコレクターは、リスクを避けようとしていることも考えられます。今までの自分の知らなかった行動や、初めてチャレンジしてみることにはリスクが伴いますが、それを避けるために情報収集に終始してしまっています。
ノウハウコレクターを卒業する方法
では、ノウハウコレクターから脱却するためにはどうすれば良いのでしょうか？
まずは、一定期間、インプットを止めてみることをおすすめします。
その代わりに、アウトプットに取り組みましょう。
具体的には、自分が持っているノウハウを、他人のために活かしてみるのはいかがでしょうか。自分の大切な人の役に立つための行動を考えてみると、考えやすいと思います。
また、成功者が集まるコミュニティに参加することも有効です。
環境は人を変えます。また、成功者の姿を見て学ぶことができます。
「朱に交われば赤くなる」ということわざがあるように、 人は周囲に影響されやすく、関わる仲間や友人によって感化されるものです。
もしかすると、最初は、今の自分と理想の自分との間に大きなギャップがあって、居心地が悪いと感じることがあるかもしれませんが、その中に居続けると自分自身を成長させることができます。
もし、夢を叶えたい、なりたい自分になりたいと思うならば、少なくともノウハウコレクターの集団の中にいないことが大切ですね。
ノウハウコレクターから脱却し、自分の夢や目標に向かって行動するためには、今行動することが大切です。そして、失敗や挫折も恐れずに前進しましょう。成功への第一歩は、自ら行動することから始まります。
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古浦枝里
